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Indeed(インディード) の超人気マークとは?採用担当者が押さえておきたい表示基準と活用法

Indeed(インディード)は世界No.1の求人検索エンジンで、日本国内だけでも月に約4000万回閲覧されています。圧倒的な求人件数に加えて、CMによる認知度の高まりもあり、採用担当者も求職者も「まずはIndeed(インディード)で」と考える人が多いのではないでしょうか。 Indeed(インディード)は白の背景に黒の文字がずらりと並ぶ、ごくシンプルな画面構成が特徴ですが、じつは、パソコンとスマホで見え方が異なります。スマホで見たときにひときわ目を引くのが、赤紫の炎がめらめらしている「超人気」「人気」マーク。ここでは、採用担当のみなさんに押さえておいてほしい、「超人気」「人気」マークの表示基準と活用法をお伝えします。

Indeed(インディード)の超人気マークの表示条件

Indeed(インディード)の求人一覧でとりわけ目立つのが、「超人気」「人気」マークが付いているもの。Yahoo!知恵袋でも「超人気マークの求人は、本当に応募多数なの?」などの質問が寄せられていて、注目度の高さがうかがえます。

「超人気」「人気」マーク

採用担当者としては、自社の求人票に「超人気」「人気」マークを表示させて、求職者の目を引きたいと思いますよね。いったいどうしたら表示されるのか気になるところですが、残念ながらIndeedは「超人気」「人気」マークの表示条件を公開していません。

そのため、マークが付いている求人票の共通点から表示条件を推測することになりますが、以前は「超人気」「人気」マークの下に次の文言が確認できました(2024年11月現在は確認できません)。

以前の「超人気」「人気」マークの表示

 

ユーザーが求人票の「ふせんマーク」をタップすることで「保存」されます。「超人気」「人気」マークは、「保存」した人数に応じて自動的に付与されるものと考えられます。

「超人気」「人気」以外にも、Indeed(インディード)には求職者へのアピールマークがいろいろあります。くわしくは後ほど出てきますが、それらをまとめて「ジョブラベル」と呼びます。ちなみに、「超人気」「人気」マークなど一部のジョブラベルは、スマホ版のウェブページのみに表示され、パソコン版のウェブページには表示されません。

応募殺到!?Indeed(インディード)の超人気マークのメリット・デメリット

メリット

・注目度アップ:

「超人気」マークの最大のメリットは、求職者の目を引くことです。求人票の内容がどんなに魅力的であろうと、見てもらわないことにははじまりません。検索結果に求人がずらりと並ぶなか、「超人気」マークが付いていることで閲覧数が増え、結果的に応募数も増えると考えられます。

・信頼の獲得:

「超人気」マークが付いた求人は、多くの求職者に選ばれていることが一目瞭然。「超人気」マークの求人だけをチェックしている求職者もいそうですが、魅力的な条件が書かれていることが予想できます。求職者の多くは「この会社は大丈夫かな」という目で求人を探しているもの。「超人気」マークは、そんな不安を安心に変えることができます。

デメリット

・自社で管理できない:

「超人気」マークは、Indeed(インディード)のアルゴリズム(求職者がキーワード検索をした際、最も関連性の高い求人を上位表示するしくみ)によって自動的に表示されるもので、表示条件は非公開です。企業側で管理できず、求人票を見直す、有料掲載で露出を増やすなどの対策をとることはできますが、必ずしも表示されるとは限りません。

・敬遠されるリスク:

ひときわ目立つからこそ、「応募しても、競争率が高くて不採用になりそう」「人気といいながら、ずっと掲載されているのは怪しい」……などと求職者から敬遠されることもあります。

Indeed(インディード)のジョブラベルの種類と特徴

先ほど少し触れましたが、Indeed(インディード)の求人票に表示される求職者へのアピールマークのことを、まとめて「ジョブラベル」と呼びます。ここまで見てきた「超人気」「人気」マーク以外にも、「高返信率」「急募」などいろいろあります。

自社の魅力を端的にアピールして他社との差別化を図り、求職者の応募意欲をかき立てる「ジョブラベル」。大きく4つに分けることができます。

 Indeed(インディード)のジョブラベル:4種類

1 管理画面から設定することで表示されるジョブラベル

Indeed(インディード)に求人を掲載する方法には、「直接投稿」と「クローリング掲載」があります。「直接投稿」は、採用担当者がIndeed(インディード)に求人情報を直接投稿する方法で、「クローリング掲載」は、Indeed(インディード)のシステムが企業の採用ページなどを読み込み、自動的にIndeed(インディード)に求人情報を掲載する方法のことです。

次のジョブラベル(特長タグ)は、「直接投稿」で求人を掲載する場合に、Indeed(インディード)の管理画面から設定することで必ず表示されるものです。

ジョブラベル(特長タグ)の一覧

12あるタグのなかから最大3つ選択できます。3つ選択すると、ほかのタグは選択できなくなります。

3つ選択した画面

たとえば、「急募」を選択した場合、パソコンでは赤紫の時計の「急募」マークが確認できます。特長タグの選択は基本的に任意ですが、選択したら検索結果に必ず表示されることから、活用しない手はありません。

「急募」が表示された画面

 

2 応募方法のジョブラベル

引き続き、「直接投稿」をする場合の設定についてです。求職者は、エントリーフォームの入力項目が少なく、履歴書不要の求人を好みます。できることなら、面倒なことは飛ばしてサクッと応募したいもの。応募プロセスをあらかじめ伝えておくことで、心理的なハードルを下げることができます。

次の表は、応募方法のジョブラベルの種類と表示方法を表したものです。

ジョブラベル デバイス 表示方法
スマートフォン 管理画面で【基本情報と任意の追加情報】を選択
パソコン
スマートフォン 管理画面で【履歴書の提出を依頼】を選択
パソコン

管理画面で【基本情報と任意の追加情報】を選択し、追加情報を選択しなかった場合、求職者は名前、ふりがな、メールアドレスなどの基本情報を入力するだけで応募が完了します。

一方、【履歴書の提出を依頼】を選択した場合、求職者に履歴書を提出してもらうことになります。職務経歴書とあわせて、応募者の詳細な情報をあらかじめ確認しておきたいときに有効です。

管理画面で【基本情報と任意の追加情報】を選択し、追加情報を選択しなかった場合

 

3 企業や求職者の行動によって表示されるジョブラベル

Indeed(インディード)で求人掲載を開始した後、企業や求職者の行動によって、自動的に表示されるジョブラベルもあります。

ジョブラベル デバイス 表示方法
超人気
スマートフォン 10人以上の求職者が求人を保存
人気
スマートフォン 3~9人の求職者が求人を保存
高返信率
スマートフォン 過去30日間にIndeed (インディード)を通して75%以上の応募に返信
返信率の高い企業
パソコン

これらのジョブラベルが付いていることで、クリック数の増加が期待できます。求職者が検索しそうなキーワードを求人票に盛り込み、応募者1人1人への迅速かつ丁寧な返信を心がけましょう。

 

4 Indeed(インディード)の判断によって表示されるジョブラベル

Indeed(インディード)のユーザーは、スマホ利用者が大半を占めています。

実際にスマホからIndeed(インディード)アプリをダウンロードして求人検索をしてみると、画面下に「発見」と出てきます。この「発見」をタップすると、「人気の特徴・こだわりから探そう!」の画面に切り替わり、さまざまなジョブラベルが表示されます。

「人気の特徴・こだわりから探そう!」の画面

「人気の特徴・こだわりから探そう!」のジョブラベルは、Indeed(インディード)が求人内容を分析し、そこに含まれているキーワードや表現に基づいて自動的に表示するしくみになっています。どれか1つのジョブラベルをタップすると、そのジョブラベルを含む求人一覧の画面に遷移します。

いざ求人票をつくろうとして、求職者に響く内容を考えるところからつまずいてしまった経験はありませんか。そこでヒントになるのが、「人気の特徴・こだわりから探そう!」のジョブラベルです。自社に当てはまるものをキーワードとして求人票に盛り込むことで、より多くの求職者の目に留まることが考えられます。

「人気の特徴・こだわりから探そう!」に表示されるジョブラベルの例はこちら

「人気の特徴・こだわりから探そう!」に表示されるジョブラベルの例

ジョブラベルの活用法

繰り返しになりますが、どんなに魅力的な求人票であっても、求職者に見てもらえなければ意味がありません。Indeed(インディード)の日本における月間新規追加求人数は620万件といわれています。自社の求人票が埋もれてしまわないように、ジョブラベルを効果的に活用していきましょう。

 

・企業側で選択できるジョブラベルは必ず設定

先にも触れましたが、「直接投稿」で求人を掲載する場合、Indeed(インディード)の管理画面から設定した特長タグは必ず表示されます。基本的に次の12種類から、任意で3つまで選択することができます。自社に当てはまるもので特にアピールしたいタグ、求職者が実際に働いている自身の姿をイメージしやすいタグを選択しましょう。

ジョブラベル一覧

たとえば、「社員登用あり」「昇格・昇給あり」のタグが付いている求人は、「目標を持って長く働けそうだな」と今後の見通しを立てやすくなりますし、「残業なし」「週2・3回からOK」なら、「子どもが小さいうちから働けるかも」と安心感を与えることができます。

 

・「超人気」「人気」「高返信率」は特に有効:

炎や雷マークが目を引くうえ、「人気ということは好条件なのだろう」「高返信率ということは誠実な対応をしてくれそう」というように、求職者に好印象を与えることができます。

 

・「超人気」「人気」を表示させるには:

企業の意思ではなく、求職者の行動次第で自動的に表示されることから、魅力的な求人票をつくることがなにより大切になります。求める人物像を具体的にイメージしたうえで、仕事内容、職場環境、勤務条件などをくわしく書き、「人気の特徴・こだわりから探そう!」のジョブラベルをキーワードとして盛り込む、といった工夫が必要です。

 

・「高返信率」を表示させるには:

応募者に迅速かつ丁寧な返信をすることが重要です。求職者としては、勇気をふりしぼって応募しても、その後しばらく企業からの反応がなければ、気持ちが他の求人に向いてしまうもの。応募者のことを第一に考えた対応を心がけましょう。

Indeed(インディード)の仕様変更によって、ジョブラベルの種類や表示条件が今後変わる可能性があります。最新状況を常にチェックして、求人票をブラッシュアップしていきましょう。

「超人気」に頼らない求人戦略:求人票の内容が重要!

「超人気」「人気」のジョブラベルが表示されることで、応募数の増加が期待できそうですよね。ただ、ジョブラベルはあくまでラッピングのようなもので、肝心なのは中身。1人でも多くの人の目に留まるよう、採用担当者目線ではなく、求職者目線から魅力的な求人票をつくり上げることが重要です。

「超人気」が逆効果になることも!?

先のメリット・デメリットで触れたように、「超人気」マークにはプラスの効果だけでなくマイナスの効果もあります。

たとえば、「人気マークが付いているから見たけど、期待はずれだった」「競争率が高そうだから応募しない」「人気といいながら、ずっと掲載されているところがあやしい」「応募数も多いけど、すぐに辞める人も多いのかも」……と、注目度が高いぶん、あれこれ邪推されてしまうこともあるわけです。

結局のところ、ジョブラベルがあってもなくても、求職者の心に響く求人票をつくることが、採用成功へのいちばんの近道といえます。

ターゲットに響くキーワード選定:Indeed(インディード)のアルゴリズムを意識した求人票作成

Indeed(インディード)は、企業からの「直接投稿」と、さまざまな求人サイトや企業の採用ページなどをシステムが自動的に読み込む「クローリング掲載」によって、膨大な情報を集約した求人検索エンジンです。

ユーザーは複数のサイトを閲覧することなく、1つのプラットフォームで求人情報を一覧し、キーワード検索をすることができます。Indeed(インディード)は、検索キーワードに基づいて求人に順位づけを行い、関連性の高い順に表示します。このIndeed(インディード)のアルゴリズムは複雑で、詳細は非公開となっています。

まずはIndeed(インディード)のしくみを知り、自社がターゲットとするユーザーが検索しそうなキーワードを選定します。仕事内容、職場環境、勤務条件などを求人票にくわしく書くとともに、キーワードを自然に盛り込みましょう。先ほど触れましたが、キーワードの選定には、スマホのIndeed(インディード)アプリに出てくる「人気の特徴・こだわりから探そう!」のジョブラベルが参考になります。

効果的な求人票の運用方法:無料掲載・有料掲載の違い

Indeed(インディード)の求人掲載には、無料と有料の2つの方法があります。

有料掲載は、無料掲載とくらべて表示回数が多いうえに上位表示されるため、求人票が求職者の目に触れやすくなります。一方の無料掲載は、予算が限られている、急ぎの採用ではないという場合におすすめです。どちらを選択するかは、自社の採用目標や予算で決めるようにしましょう。

プロの力を借りて採用成功へ

Indeed(インディード)の求人票は、掲載料を支払って一定期間掲載する求人広告とは異なり、掲載後にいつでも簡単に内容を修正・変更することができます。自由度が高くていいのですが、運用次第で効果の出方が大きく変わってくることも事実です。

Indeed (インディード)公式サイトを含め、効果的な求人掲載のノウハウは数多く公開されています。求人票をつくるところからその後の運用まで、まずは自社でという場合には、ぜひ参考にしてください。一方、時間も限られているし、自社で1からやるのは厳しいという場合には、各種代行サービスの利用を検討してみるのもいいかもしれません。

Indeed(インディード)運用代行サービス:プロのノウハウで最大効果を出す

Indeed(インディード)運用代行サービスは、求人原稿の作成、表示回数やクリック率などのデータ分析、掲載内容の改善など、Indeed (インディード)の運用にまつわる業務を代理店が代行してくれるものです。代行業者には、独自にサービスを提供する代理店と、Indeedから認定を受けてサービスを提供する代理店(認定パートナー)があります。

とりあえずIndeed (インディード)に求人掲載をしたものの、いまひとつ効果を実感できていない採用担当者も多いのではないでしょうか。Indeed (インディード)運用のプロに相談することで費用はプラスになりますが、このまま漫然と求人掲載を続けるよりも、結果的には費用対効果が上がることも考えられます。

求人原稿作成サービス:求職者に届き、選ばれる求人票を

求人原稿作成サービスは、Indeed(インディード)運用代行サービスに含まれていることが多いですが、Indeed (インディード)のしくみや求職者に選ばれる求人票の書き方を熟知したプロのライターが原稿作成を代行してくれるものです。採用課題をはじめ、仕事内容、企業風土、求める人物像などをヒアリングしたうえで、企業の魅力を最大限に引き出し、ターゲットとする求職者に響く言葉をライターが1つ1つ選びます。

求人票は、企業から求職者へのファーストコンタクト。ここでいかに自社の求人が求職者の目に魅力的に映るかどうかで、その後の採用活動の成否が分かれるといっても過言ではありません。

まとめ

「超人気」「人気」マークをはじめ、Indeed(インディード)のジョブラベルは求職者の目に留まりやすく、自社の求人が埋もれないためにも、ぜひとも活用したいものです。ただ、もしジョブラベルが表示されたとしても、肝心の求人票の内容が求職者にまったく響かないものだったら本末転倒です。マークは求職者の関心を引く強力なツールですが、あくまでラッピングくらいにとらえましょう。自社が伝えたいことがストレートに届き、求職者の心を動かすような求人票を、心を込めてつくっていきましょう。

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