コンテンツ作り、大事なのは量?それとも質?
試しに「コンテンツ 作り方」と検索してみると、きまって出てくるのが「質の良いコンテンツを作りましょう」という言葉! 初心者にはいきなりハードルが高くてビクッとしてしまいますね。
先日開催された「CMCJコンテンツマーケティング実践会議2019」でも、多くの登壇者が「コンテンツの質と量はどちらが大切か?」について語っていました。質が大事です、という意見もあれば、量を増やすほうが大切!という意見も。プロの間でもさまざまな見解があるようです。
フォスターがおすすめするのは、「まずは量」です。
なぜなら、少人数でコンテンツ作りを始める場合はいきなり質の良いものを作ろうとしてもなかなかうまくいかないからです。たくさん書かなくてはならない、でも質にもこだわらないと……と思っていると、結局どちらも中途半端になってしまいます。
制作していく上での理想的な人数は4人
コンテンツを作っていく際には、以下の4つの業務があります。
・企画担当……コンテンツの内容を決めてディレクションする
・ライティング担当……実際に記事を書く
・ビジュアル担当……記事を分かりやすくするための画像や図を作る
・運用担当……アップした記事がどのくらいのユーザーに届いたかを検証する
4人いれば、アイデアを出し合ったり改善点を話し合ったりして、コンテンツを育てていくことができます。でも、Webの担当者が4人もいるなんていう中小企業はまれです。実際には1人、多くても2人で運用、しかも本業と兼務というのが現実ではないでしょうか。
まずは質より量。
考えすぎず、「ユーザーの役に立つ」情報を発信しよう
「担当者が少ないんだからコンテンツ作りは無理!」と投げ出したくなりますが、現実はそれでも運用していかなくてはなりません。だから、最初から質を追い求めすぎず、まずはコンスタントに発信を続けることから始めましょう。
そう、キーワードは「質より量」でしたね。週に2本くらいずつ積み上げていけるといいでしょう。作り続けていくうちに「この言い回しよりこちらのほうが分かりやすいかな」とか「この内容は、一般的には難しすぎたかも」などと、記事作りの感覚がつかめてきます。
大切なことは、コンテンツを作りっぱなしにせず、定期的に見直して改善点をメモしていくこと。質を高めていくのは第2段階と割り切って、まずは「作って発信」のサイクルを回し始めましょう!
効果が表れるのは、最低でも半年後
コンテンツマーケティングは気長に進めていく業務の一つです。一朝一夕に結果が出るものではありません。効果が上がるのには、プロが手掛けても最低6か月くらいはかかるといわれます。しかし、一度効果が出始めるとそれは会社の資産としていつまでも残っていくもの。地道なダイエットのように根気のいる仕事ではありますが、半年後を見据えて一歩ずつ進みながらコンテンツを育てていきましょう。